グローバル・テクノロジーETF調べてみた
はじめに
現在アメリカのテクノロジーを中心に投資をしていますが, バイデンさんが大統領選挙に勝利する場合徐々にアメリカの力が弱くなってしまうかなと心配しています.
次の時代を作っていくのはテクノロジーだと思っているのは変わらないのですが,今回アメリカの技術セクターインデックスではなく,全世界の技術セクターインデックスについて調べてみました.
iシェアーズ グローバル・テクノロジー ETF
概要
IXNはMSCI World Information Technology Indexをベンチマークとした全世界の技術セクターに投資を行うETFです.
投資運用会社はブラックロックという物凄い大きい投資会社です.
MSCI World Index, MSCI All-Country World Indexと比較するとパフォーマンスが凄いですね.
2005年から20012年までは伸び悩んでいるのは何故なのか気になりますが...
この時代はバリュー株が伸びていたからでしょうか.
構成銘柄
構成銘柄はトップ10で見るとほぼほぼVGTと似ていますね.
1番違うのは台湾の半導体メーカーTSMCが入っていることでしょうか.
色々と調べているのですが,TSMCはだいぶ厄介そうな会社ではあります.
大まかには事業としては安定しており,米中に対して中立ポジションを表向きにはしつつ,裏では大陸重視といったような感じです.
そのため,米中対立においてはどちらに転んでも強いような会社ではありますが...今後発火点にはなりそうです..
世界的な分布は以下のような状態です.
中国が少ないなと思っていたのですが,調べてみたらXaomiが0.4%だけでした.
Alibabaとかはテクノロジーセクターではないのですね.次のタイミングでまた詳しく調べてみます.
VGTとの比較
私が大好きなVGTと比較してましょう.
概要
うーん...やはり経費率が若干高いですね...
また世界的に散らばっているものの,保有株数が125とVGTと比較して分散されていない点が気になります.
パフォーマンス
両方とも同じようなパフォーマンスを出しており,高パフォーマンスですが,全体的には劣化版VGTといったところでしょうか..
おわりに
グローバル・テクノロジーETFのIXNですが,VGTの代わりとして持つことはできると思います.
しかし経費率が高く,パフォーマンスもVGTより劣っていため,現段階ですぐに切り替える必要はないかなと判断しています.
VGTが抜かれ始めたら切り替える順張りで十分かなと思います.
どちらかというとバリュー株が強くなる時や新興国株が強くなることに対してのヘッジを検討した方がいい気がしています.
これらについてはまた別記事で検討します.
では!